ビジネスマン

独立開業して自分がしたい仕事に没頭することができたら、きっと人生がもっと充実して楽しいことでしょう。
中規模以上の会社に勤めていれば人事異動があり、苦手な分野の仕事をして一日を過ごさねばならない時期があるかもしれません。マイホームを購入したばかりなのに、転居を伴う異動を求められるかもしれません。

しかし独立開業すれば、自分が好きなことを、好きな場所で好きなスタイルで、仕事にすることができるのです。
もちろん楽しいことばかりではありません。しかし自分で選択した自分の事業だからこそ、苦労もさほど気にならず、乗り越えていく力が湧いてくるのです。

独立開業して成功するためには、資格を取って、顧客にアピールし、顧客から信頼されるような仕事をするのが早道です。
ここに、独立開業につながる資格を、一般的な開業難易度別にまとめました。

資格取得も開業も難易度高し! でもライバルが比較的少ない資格

弁護士

国家資格のなかでも、もっとも難易度が高いです。そのかわり、弁護士としてだけでなく弁理士や税理士としても開業することができます。
資格取得のためにはまず法科大学院(ロースクール)を卒業して、司法試験の受験資格を得てから試験に合格し、さらに司法研修所を卒業しなければなりません。
ロースクールを卒業後5年以内に3回までという受験回数制限もあります。

医師

医師国家試験じたいは、90%という高い合格率の資格ですが、受験するためには大学の医学部に合格して6年の課程を修了・卒業しなければならなりません。在学中は5年次から始まる臨床実習や、その前に行われる2種類の共用試験もあります。また、卒業までの6年間にかかる費用は教科書代だけでも100万円以上必要で、授業料など諸々の費用を合わせると、国公立大学の場合で400万円ほど、私立大学の場合は3000万円以上になります。

公認会計士

受験資格がなく誰でもチャレンジできますが、合格率10%程度の難しい試験です。
はじめに選択回答式の短答試験を受け、合格者だけが論文試験に進むことができます。会社員でこの試験にチャレンジしている人も多く、受験者全体のおよそ20%程度を占めています。

税理士

合格率が20%を切る難易度の高い試験です。法律学・経済学の科目を1科目以上履修した短大・大学卒業者が受験できるほか、大学などに在学中でも定められた条件を満たせば受験することができます。ほかに、日商簿記検定1級などの簿記関連資格の合格者も受験可能です。

社会保険労務士

試験実施年によって合格率にばらつきがありますが、近年はとくに難しくなっており、
平成27年度は2.7%でした。平均的には7%程度の合格率で推移しています。
企業と労働者の間に立つ人事労務コンサルタントとして社会的ニーズは高く、活躍の場はたくさんあります。

弁理士

一般にはあまり知られていない資格かもしれませんが、弁理士とは企業の特許権や商標権申請業務を代行する人です。弁理士資格がなければ、そのような申請を行うことはできませんから、一定のニーズはあります。この試験の合格率も10%程度で、難しい試験です。

行政書士

行政書士は官公署へのさまざまな申請を代行する人です。会社設立時の許認可申請も、行政書士が代行する典型的な仕事です。申請業務の種類は10,000種類もありますから、強みのある分野をアピールして仕事を受注している人も多いです。受験資格がなく誰でもトライすることができますが、合格率は10%に満たないという難しい試験です。

司法書士

誰でも受験することができますが難易度は2~3%で推移しており、資格取得のハードルは高いです。しかしニーズは高い仕事です。土地や家屋を購入したり相続する際に必要となる登記代行業務や、簡易裁判所で行われる訴訟の代行を行う人で、一般の人にとって身近な法律専門家といえます。

臨床心理士

心理カウンセラーとして独立開業する人がめざす資格です。資格がなくてもカウンセリングスキルがあれば心理カウンセラーになることはできますが、相談者から信頼を得るにはやはり、資格が必要といえるでしょう。
同種の資格試験はいくつかありますが、日本臨床心理士資格認定協会が主催している「臨床心理士」がもっとも信頼性が高いとされています。
試験じたいの合格率は60%程度ですが、養成課程のある大学院修了などの受験資格があり、ハードルは低くありません。

難易度はそれほど高くない! 資格取得後の頑張りが成功の独立開業の鍵となる資格

ネイリスト技能検定試験

3級、2級、1級があり、最下位資格である3級は義務教育修了者であれば誰でも受験できます。2級試験は3級合格者のも、1級試験は2級合格者のみに受験資格が与えられます。3級の合格率は70~80%程度ですが、2級と1級は30%程度と難易度が高くなります。女性を中心にネイルサロンに通っておしゃれなネイルを楽しむ人は多いので、ニーズの高い仕事といえます。筆記試験と実技試験があります。

エステティシャンセンター試験(認定エステティシャン)

日本エステティック協会認定の講習機関で300時間以上のカリキュラムを修了して実技試験に合格し、さらに同協会が主催する筆記試験に合格する必要があります。またはエステティックサロンで1年以上の実務経験があれば、受験することができます。
女性に人気の職業であり、ニーズも高い仕事です。

調理師

受験するには、病院・学校などの給食センターや飲食店などで2年以上の調理実務経験を積む必要があります。週4日以上・1日6時間以上という条件を満たしていれば、パートやアルバイト勤務でも受験資格を得ることができます。試験はマークシート方式で、60%以上正解すれば合格できます。合格後、各都道府県に申請すると調理師免許を取得できます。
調理師免許がなくても、飲食店を開業することはできます。しかしこの免許があれば、飲食店開業時に必須となる食品衛生責任者の講習が免除されます。

資格取得がゴールじゃない! 独立開業後の輝く自分をイメージして!

独立開業をめざす人に比較的人気が高いと思われる資格をまとめましたが、もちろん、他にもまだまだ開業につながる資格はたくさんあります。
難易度がそれほど高くない資格試験であっても、熱意を持って取り組まなければ、もちろん合格はできません。開業後の生き生きと輝く自分をイメージしながら、合格に向けて頑張りましょう。